外資系でリストラされない方法(PR記事が含まれています)。

昨今、クビやリストラはもはや外資系独特のものではなくなってきましたが、リストラを避ける方法というものはあるのでしょうか。あるとしたらどんな方法でしょうか。ちなみにクビとリストラは全く違うものです。その違いから説明しましょう。

 

クビとリストラの違い

社員を解雇する方法には大きく分けて二つの方法があります。一つはいわゆるクビ、解雇。もう一つはリストラ。クビは文字通り会社からお払い箱になることです。会社は1ヶ月の猶予期間をおけば社員を解雇することができます。でも、社員ををクビにするのは外資系でもhそう簡単ではありません。なぜなら、社員をクビにするとニュースでも大きく取り上げられたり、組合があると法廷闘争になったりして抵抗されたりします。他の社員に対する影響も大きく、社員の士気が落ちてしまう可能性が出てきたり、会社の評判が悪くなると社員の募集にも差し支えたりします。あるいは、社員がどんどん辞めてしまう羽目になってしまう可能性だってあります。

 

一方、リストラというのは社員をクビにするのではなく、希望者を募っての社員を減らす手段です。そのために様々なインセンティヴプログラムが計画されます。例えば、通常の退職金の他に年収3年分の特別退職金とかです。
ちなみに、一般的に言えることは、日本企業のリストラプログラムより外資系の方が条件が良いような気がします。詳しく調べたわけではありませんが。

クビの場合の条件

社員をクビにする場合は会社もそれなりの覚悟を持って準備し、なるだけ他の社員に気がつかれないように手を打ち、当該社員に通告します。そういえば例外がありました。あの有名なIT関係の外資系がかなり多くの社員をいっきょにクビにし、それがミュースで大々的に報道されたことがありました。これなどは例外です。リストラと違ってクビにする場合はどんな条件なのかは発表されないので不明です。法律上は1ヶ月前の通告すれば良いことになっていますから、最低1ヶ月分の給料を払えば良いのですが、やはりそれ以上の手当は付けているのかもしれません。

日本のリストラと外国のリストラ

リストラの一番大きな背景は、日系企業も外資系も会社の業績悪化です。しかし、同じリストラでも日系と外資系ではちょっとした違いがあります。 日系企業のリストラはある程度長期的視野でやりますが、欧米系企業の場合は長期的戦略などあまり考えないところがあります。

 

理由は、欧米系企業のCEOや幹部にとって一番怖いのは株主。株主が気にするのは会社の配当。結果的に業績が悪化すると、 経営者はすぐコスト削減を図り目先の利益を確保し配当を維持します。

 

また、アメリカなどの社会環境として、リストラは一般的というか、リストラされる側も淡々と受け入れるという側面があります。 リストラというと大騒ぎする日本とは、このあたりが大きく違います。

どんな人がリストラ候補にあがるか

リストラには大きく分けて二通りあります。一つは会社がリストラプログラムを発表し、希望者を募る方法。もう一つはほぼクビに近い方法で、会社側がリストラ要員を指名します。ここでは会社側がリストラ要員を指名する場合について説明します。

 

真っ先にリストラ候補にあがるのは、もちろん仕事のパフォーマンスが目立って落ちる社員。もう一つは仕事もあまりできなくて、なおかつ社内であまり人脈がなく孤立している人です。なぜなら、このような人を候補に選んでも周りからまり文句を言わないからです。指名する方にしても、後からしっぺ返しが来るのが何よりも一番怖いわけですから。一方、 仕事がありできなくても社内に人脈があったり、人気があると、なかなか切れません。

 

次に危ないのが、ことあるごとに上司に逆らう人。上司がこいつはやりずらいヤツだと思っている人も危険です。 このような人はこのときとばかりに候補にあげられてしまいます。言い方を変えると上司が嫌いな人。

 

一般的に、仕事の能力がない人が最初に候補に上がるようなイメージがありますが、 候補者を選ぶ方は残った社員と仕事を続けるわけですから、仕事の能力がなくても社内でのつながりが強い人はなかなか切れません。

 

そして、50歳以上の人。外資系は若い人が大好きです。中間管理職はほとんど30歳代から40歳代前半という現象が多く見られます。 50歳を超えたら、若い人に負けないような仕事をしないとかなり危険です。

リストラにあわないために

リストラ候補にならないためには:
自分の直属の上司以外の幹部と親しくしておく。言い換えれば社内人脈。これは日本企業のいわゆる派閥とは少し違います。 日ごろから仲良くしておくということです。また、このような幹部がいれば、人事異動などのとき拾ってもらって嫌なな上司から逃れることもができます。

 

同僚と親しくしておくことも大事です。社員の間で評判が悪い社員ほど、リストラという状況では最も危ない立場にいることになります。 このような人は、みんなもいなくなってくれと思っているわけですから、これほど切り易い人はいません。人付き合いは大切ということです。 アメリカ人が頻繁にホームパーティーをやる理由の一つは、リストラ対策という説もあるぐらいです。

 

日ごろから仕事は最低合格点を取っておく。大学に例えるなら、毎年毎年単位だけはとっておくこということです。 何度も何度も合格点以下の仕事しかできなければ、リストラ候補にあがってしまうのは当たり前です。